立冬の日
今日は立冬だ。
暦の上では冬の始まりだそうだ。
確かに今日は寒かった。
私が住む北国田舎市ド田舎町では既に気温は一桁台。おまけにグズグズと雨。
太陽が恋しい天気だった。
そして深夜から早朝にかけては氷点下になるらしい。
立冬に相応しい。
これから冬がスタート。
これから夏がスタート。
どっちがげんなりとするであろうか。
私個人では断然前者だ。だが大多数が同じ意見であるようにも思ってもいる。
寒い=ウキウキとはならない。何故なら…何故なら…何故なら…。寒いから。に他ならない。
寒い。これはこたえる。寒いだけで随分と侘しくなる。
体を縮こめるが気分も然り。どんどん外気に触れないように閉鎖的に閉鎖的に。
おまけに今日現在、原油高だ。
身体だけでなく財布にも寒さは直撃する。
ろくなことがない寒さの中、ウインタースポーツなるものを楽しむ方々もいる。
「よーやるなー…。」的に傍目に我関せずに思っていたが
こうして書いてみるとちょっとおや?と思うこともある。
もしかして無理矢理にやってる?
やけのやんパチでやってる?と。
厳密に言えばウインタースポーツなるものを太古に始めた人はやけのやんパチだった?
とか思った。
なぜなら、このままだと寒くてただ気が滅入るだけだし、どうせ滅入るなら抗うだけ
抗って滅入った方がマシじゃね?的な発想で始まった事かも?
その系譜を受け継いでいあるだけかも…。とか考えた。
が正確なところ。
だったとすれば、ちょっとウインタースポーツも悪くないかも。
ちょっと認識が変わる。
自分ではどうしようもない事象に負けじとひたすらにジタバタと抗う。
気候云々ではなくとも自分ではどうしょうもないことに四苦八苦し、ひたすらにジタバタと抗う僕らに図らずも重ねてしまう。
今年の冬は抗ってみるのも悪くないかも。そんなことを感じた立冬の日だった。