中間トオルか仲村トオルか
俳優 仲村トオルさんの活躍が見覚ましい
そんな記事に思わず目が留まった。
ある世代にとっては仲村トオルと言えば、中間トオルであり中間トオルと言えば然り、仲村トオルであった。
おすぎと言えばピーコ。ピーコと言えばおすぎであるか如くに、そうだった。
ビーバップ・ハイスクールの中間トオルを好演されていた当時まだ20歳前後ぐらいだったと思う。それが今では56歳になられていた。
そりゃそうだ、ビーバップに熱を上げていた中坊も今やしなびたおじさん。ワクチン接種しようが熱も上がらない年齢になってしまった。
そりゃ50代になっていたって当然だ。
その仲村さんが今クールのドラマ『日本沈没』で首相役を演じているそうだ。
愛徳の“狂犬病”こと中間も今や日本国の首相。
無茶苦茶なふり幅である。
中2病にかかった全国の病弱少年少女を、わーきゃー言わしていた不良見本は、ロマンスグレー街道まっしぐら、渋くダンディズム漂う俳優さんになって遂には『…中間トオル君を内閣総理大臣に指名する。 ワー。パチ、パチ、パチ…』となったようだ。
これはこれは。下は12歳から上は48歳までで知られる北高の絶倫番長、前川以上のモテっぷりだろうなー…。
はい。完全に脱線してました。
話を戻せば、こうも記事にはありました。
仲村さんはデビュー当時から変わらず声と喋り方が独特だと。
(ー全く同感です。)
そのせいでセリフが棒読みにきこえることがある。
(ーこれも、同感です。)
そして、演技派のくくりには入らないが、50代になって渋みも加わり、それが味、魅力の域に達してきたからと。
なるほどなーである。
確かにドラマ以外で観る仲村さんは低く、くぐもった声でぼそぼそと話し、
いつもどこか、ばつが悪そうに笑ってる印象。
芸能界に居ながらも “華” と言うよりは “ 根” の人だろうなって感じ。
それが華を咲かせたとの知らせ。
時間もきっといつか君に味方してくれるよ。…続けていければ、ね。
そんな記事に希望は微かに膨らむ、冬を待つの晩秋の日。