年賀状
ふとコンビニに立ち寄った。
私の場合、自動ドアをくぐると大抵右折する。
窓際の雑誌コーナーにまずは向かう。癖なのかもしれないが、取り合えず棚に並んだ
雑誌を目にするのだ。手に取って立ち読みこそほとんどしないが。
そこに今年も例のものを見つける。
年賀状用のイラスト集である。
来たか。と思う。
今年も既にひと月半を残すのみとなった。もう年賀状シーズンが訪れてしまった。
「ほんと早いな…」と少し気が滅入る。
もっぱら年賀状はもう職場の人達にしか出していない。
20枚もあれば余ってしまう程度だ。
やはり発行枚数も年々減少しているらしい。
↓(詳細はここ)↓
当然だわな。感想はそれしかないのが正直なところだ。
時代にそぐわない。その一言だ。
何も時間と労力と金まで使ってまでハガキである必要性など微塵も感じないのである。
もとい、新年だからって何を急にあらたまって挨拶をする必要があるの?
そんな身も蓋もないことさえ思う。
まったくの惰性でしかないのだ、続けているのは。
そして年賀状はもう一つ問題を引き起こす。
プリンターだ。我が家では年数回の出番が有るか否かのプリンター。
本来ならの絶好の活躍の場であるはずが、毎度毎度グズってしまう。
肩もできていないのにいきなり160キロの剛速球投げろ!連投しろ!完封せい!!
と言ってるようなものだからしゃーない、と言えばしゃーないが。
給紙トレーがグイーンと傾くもピクリともしない年賀状。
どしたの?何?イップスなの?聞きたくなってしまう。
何とかのみこむも、
色見がおかしい。全体が青みがかかっている。というか青い。
今度は何?ヤクルトなの?ヤクルトスワローズなの?と。
足らないインクがあるらしい。
今度こそ、と思うが、
何やら縦線が入っている。変な縞模様だ。
何なん?今度は。オリックス?オリックスのパジャマみたいなやつ??と。
インクヘッドをクリーニングしてください。との事。
…知らんがな。である。
こんな感じで遅々として一向に進まないのも年賀状である。
今年のセ・リーグはヤクルトが、パ・リーグはオリックスが制覇したようだ。
共に昨年は最下位からのリーグ制覇だった。
ーー底からは上がるしかない。
来春には退職し、無職になるかもしない。いわば底だ。
ならば、這い上がるしかないのだ。
ーーきっといつか。
いっそのこと、今年の年賀状のデザインは“退職願”にしようかな。
挨拶は色々だっていいはずだ。